塗料セット 7011：ウクライナ空軍Su-27用ピクセル迷彩色

2012年、ザポリージャにあるミグレモント航空機修理工場で、ウクライナ空軍のSu-27戦闘機が近代化改修を受けました。アビオニクス、レーダー、エンジンが更新され、外観面では新たにデジタル（ピクセル）迷彩塗装が施されました。グレー、ブルー、ライトブルーを組み合わせたこのパターンは、以降ウクライナのSu-27を象徴する特徴となっています。

近代化改修とピクセル迷彩

機体の寿命延長と現代戦への対応を目的に、Su-27S1M/P1MおよびUB1M/UP1M仕様へと改修され、一部の機体でこの新塗装が初めて導入されました。その後、ウクライナ空軍のSu-27全機に同様のスキームが採用されています。

ロシア・ウクライナ戦争での実戦投入

2022年に始まった本格的な戦闘において、改修されたSu-27は迎撃、哨戒、精密攻撃任務などに投入されました。特に有名な作戦として、2022年5月に行われたズミイヌイ島への空爆が知られています。また、一部の機体はAGM-88 HARMミサイルやJDAM-ER精密誘導爆弾など、西側製の兵器に対応するための追加改修も受けています。

塗料セットについて

この塗料セットは、2012年以降にウクライナ空軍で採用されたSu-27用のピクセル迷彩塗装を再現するために開発されました。実機の塗装例に基づいた色構成で、実戦に投入された機体の雰囲気をリアルに再現することが可能です。

セット内容：

• 249 RAL 5015 Himmelblau（スカイブルー）：機体上面に使用される明るい青。
• 248 RAL 5017 Verkehrsblau（トラフィックブルー）：上面迷彩の濃い青色。
• 253 RAL 7040 Fenstergrau（ウィンドウグレー）：上面に使用されるライトグレーの迷彩色。
• 247 RAL 5012 Lichtblau（ライトブルー）：機体下面に使われる淡い青。
• 246 RAL 7000 Fehgrau（フェグレー）：レドームやレーダーパネルなどに使われる中間的なグレー。
• 086 スチール – 無塗装の金属パネルやエンジンノズルの表現に。

コレクション：

• ウクライナ空軍・現用航空機用カラー

対応モデル：

• スホーイ Su-27

塗料の種類：

• アクリル塗料 A7011
• エナメル塗料 E7011

仕上げの質感：

• セミグロス

内容量：

• 6 × 10 mL