288 RLM 27 Gelb（黄色）

RLM 27 ゲルプ

半光沢の鮮やかなイエローで、実機のRLM 27 色調を精密に再現した塗料。スケールモデルおよび航空史ミニチュア製作のために調整されており、アクリル系とエナメル系の双方を提供しています。

RLM 27 ゲルプについて

• RLM 27 ゲルプは、ルフトバッフェ指令 L.Dv.521 に基づき 1936 年に制定された。
• このイエローは、ドイツ軍航空機における燃料系統や燃料ラインの識別色として使用された。
• さらに、戦術標識、部隊エンブレム、技術マーキングなど、航空機上の諸マーキングにも広く用いられた。
• 1942 年以降、東部戦線のルフトバッフェ機では識別用のイエローとして採用され、エンジンカウル下面、翼端、胴体帯の塗装に使われた。これは従来使用されていた RLM 04 ゲルプ に代わる運用であった。
• RLM 27 ゲルプは爆撃航空団の第 III グルッペおよび第 3・6・9・12・15 シュタッフェル所属機の戦術識別色としても使用された。胴体コードのシュタッフェル文字をイエローで示す例や、同色の縁取りを加える例が一般的で、スピナーにもイエローの装飾が見られた。
• 戦闘機航空団では、第 3・6・9・12 シュタッフェルの機体番号がイエローで描かれていた。
• 大戦末期には、RLM 27 ゲルプは防空識別帯の色として運用され、JG 11 の機体では胴体に全面イエローの帯が施された。
• その後、識別帯の体系は再編され、二色構成が主流となった。JG 301 では RLM 27 と RLM 23 ロート の黄赤帯、JG 5「アイスメーア」では RLM 27 と RLM 22 シュヴァルツ の黒黄帯が用いられた。JG 2「リヒトホーフェン」ではイエロー—ホワイト—イエロー（RLM 27 ゲルプ、RLM 21 ヴァイス、RLM 27 ゲルプ）の三分割帯が採用された。
• ルーマニア王立空軍でも戦術識別用イエローとして使用された。1930 年代後半は英国製 Cellon 塗料が用いられていたが、枢軸側としての参戦後は供給が途絶え、ドイツ製 Herbig-Haarhaus 塗料へと完全移行した。

コレクション：

• 第二次世界大戦 ドイツ空軍
• 第二次世界大戦 ルーマニア空軍

塗料の種類：

• アクリル A288s
• エナメル E288s

仕上げの質感：

• セミグロス

内容量：

• 10 mL